ちょっと、気持ちが温かくなった出来事

星野ピアノ教室講師 星野真由美

2か月前のことです。ワンコの散歩をしている途中、ちょっと離れた場所から若い高校生くらいの私服姿の女の子がこちらを見てにこっと微笑んでくれたので、(わんこに向かってかな~)と思いつつ私も軽く会釈をしました。すると、「先生!こんにちは!」と声をかけてくるではありませんか。(え?だれ?わからない…)とお顔を眺めながら、ものすごい勢いで思考をめぐらせていたのですが、間に合わず「わかりませんか?○○です。」と言われてしまいました。(お教室に通ってきていた生徒さんだったなら、思い出すべきところをなんて失礼なことをしてしまったんだろう)とちょっと罪悪感を持ちながら、ハッとして「○○ちゃんね。ずいぶん大人っぽくなってしまって、先生わからなかったよ。」と言葉を返し、今日はお友達とこれから遊ぶ約束をしているとのこと、楽しそうに駅に向かっていきました。
たった数分の出来事でしたが、小学生の頃から通ってきていた生徒さんで当時よく頑張ってピアノの練習をしてくる素直な子、部活動との両立もされて発表会でもちょと難しい曲でも持ち前の頑張りやの性格で立派に演奏されてたお子さんでした。

その生徒さんから先日、メールをいただきました。なんと、大学進学が決まったそうです。おめでとうございますこの時期ですから、推薦なのですね。とても喜んでいました。よく知られている大学で難しい大学です。きっと高校時代、お勉強を一生懸命されたのでしょう。私もとっても嬉しい気持ちでいっぱいになりました。そして、メールには「ピアノをまたやりたくなったのですが、大学からは無理でしょうか」と書かれていました。無理なことは全くありません。再びピアノを弾きたい!と思うようになった気持ちにまた、私も嬉しくなりました。お教室のクリスマス会に、遊びにきてくださるとのこと。楽しみにしています

久しぶりに自分のピアノレッスンに行ってきました。

星野ピアノ教室講師 星野真由美

昨日は久しぶりに自分のレッスンに行ってきました
私の師匠は、今現在ピアニストで活躍されていて、コンサート活動やラジオでのトーク番組ももたれなお且つピティナのお仕事も精力的にこなされていらっしゃる方です。超多忙にも関わらず、いつも快く見てくださります。

私の悪いところを瞬時に見抜き、改善方法を丁寧に指導してくださります。主に、ピアノのタッチですが、第3関節からの打鍵の仕方、脱力など言われた通りに直して弾くと音色が変わります。でも、気を抜き音に耳を傾けることを忘れてしまうと、すぐにただ音を鳴らしているだけの演奏になってしまって、音楽的には聞こえてきません。もっと、集中しなければと必死に自分に言い聞かせ全部の指に神経を集中させました。

レッスンが終わった後は、もう体がぐったりでした。
でも、不思議に心地よく、レッスンが楽しかった!と感じるのです。
これは、いつも同じことなのですが、こんな風に思える自分はやっぱり、ピアノが好きなのかな…と思います。家に帰ってからも、師匠に言われた注意を思い出し音色にこだわりゆっくりと弾いてみました。今回のレッスンでは、自分の練習不足を思い知らされました。毎日自分の練習時間の確保もしっかり持ち、次回レッスンにのぞみたいと強く感じました。それと同時に自分が今レッスンを受けていられる環境にいることにも感謝したいと思いました

 

一人ひとりに合った指導を実践していく理由とは?

星野ピアノ教室講師 星野真由美

早いもので、今日から11月ですね。先月は、セミナーもたくさんあり私も多くのセミナーに通わせてもらいました。どのセミナーもピアノを教えている熱心な先生方たちで、ほとんど満席状態でした。

セミナーは音楽に携わっていて、指導経験豊富で人柄もとても素晴らしく今現在も活躍中の先生方のお話を伺うことができます。皆さんいつも同じことを仰ります。生徒さんの指導におけるお話です。

音楽的な生徒を育てる音楽の3要素

メロディー・リズム・ハーモニー

年齢による指導

園児  一人で練習させず練習の仕方を教える。手の発達は未熟なので、重力奏                     法は困難なので、一歩一歩進める。美しい音、美しい音楽が美しい心を育てる。

 小1・小2 重力奏法を徹底して打鍵のスピードを上げていく。

 小3・小4 しっかりした手になるので指連習を考える。うまくなりたい、美しく弾きたいと強く考えるようになる。曲から優しさ、悲しさ、思いやり、怖さなどを学んでいく。少しづつ一人で練習させて、遠くから見守る。

 小5・小6 できるだけ一人で練習させていろいろな経験をさせて、曲に対する責任を負わせる。普段の生活での体験を曲に反映させていく。さらに、指の練習を積んできたえていく。

学年による主な目的ですが、今を生きる子どもたちの「興味の対象」も時代とともに変わってきているのが現状です。いかにピアノの楽しさを伝えて、上達を実感させ達成感を味わわせ音楽の素晴らしさを伝えていくか…今と昔を比べると難しさを感じます。生徒ひとりひとりの性格も趣味も生活環境も興味の対象も違います。

全ての生徒に同じレッスンの仕方が通用しないのは当然です。あの生徒に効果があったレッスン教材がこの生徒にはあまり興味をひかない、反応しない。

だから、どんな生徒さんが来ても「この子には、このアプローチ、あの子にはこのアイデアと柔軟に対応できる能力とできるだけたくさんの方法が教える側には、必要になります。いかに「レッスンの引き出し」がたくさんあるかが重要になります。そして、今まで教えてきた経験年数も大切です。

また、手作りレッスングッズの大切さ。いかに教材を楽しく取り入れ生徒さんにアプローチしていくか?言葉のかけ方?どんな時に取り入れるか?生徒さんの状況を見ながら、反応を見ながら、考えます!
変化する時代にあった教え方をこれからもセミナーで、取り入れ勉強し、私なりに一人ひとりにあった指導を実践していこうと強く思いました。