ピアノを長く続けていくこと

星野ピアノ教室講師 宮里真由美

先日体験レッスンにいらっしゃった大人の方、私の心に印象に残っている方のことです。彼女は20代くらいで、10月にご結婚が決まっているそうで、そのご自分の結婚式で弾きたい曲があるのでレッスンを受けたいということでいらっしゃいました。

御自宅は京浜東北線の別の駅に住んでいらっしゃるのですが、お勤め先が北浦和駅なので会社帰りに私のお教室に来ました。

ピアノは小さい頃(中学生くらい)に弾いていたけれど、途中ピアノを習いに行くのが嫌になってしまい辞めました。でも発表会では『エリーゼのために』を弾きました。つい最近に自宅にあったピアノを親戚にあげてしまい今、楽器がありません。でも、母がコブクロが大好きで特にこの曲『あなたと』が好きなので、結婚式の時にサプライズで母のためにピアノを弾いてプレゼントしたいのです

・・・・・と大きな瞳で、絶対に弾きたい!と彼女の強い気持ちを感じました。
今現在はお母様とは同居されていないので、家で練習してもわからないらしいのですが、楽器を持っていない・・ということは、かなりの問題です・・とお話しました。でもI PADで練習しますと話していました。またご近所に彼氏のお家がありピアノがあるということで練習しにいきます!ともお話されました。
とにかく、弾きたい!!!という気持ちは体中に溢れていました。
持って来ていただいた『あなたと』の楽譜でいざ体験レッスンです
でも、今は残念ながら楽譜も読めなくなってしまった様子で体験レッスンは音を読んだり拍子の数え方などの初歩的なことからスタートしました。あっという間に時間がたちレッスンを終えて帰っていきました。 帰り際に『ずっとピアノを続けておけば良かった』とため息のように言っていました。

中学生まで弾かれていたのに、途中で辞めてしまうと楽譜を読むことをしなくなってしまうので忘れてしまうのでしょう。小さい頃にピアノを習っていた人って意外と多いのです。がそれと同時にピアノから離れてしまうと弾けなくなってしまう人がほとんどです。
私は今回、結婚式のサプライズで自分のお母様にプレゼントをしよう!と考えたことはとても母親思いでなんて良い子なんだろう~とお話を聞いていた時にうるうるしてしまいました。彼女には頑張って結婚式にサプライズで弾いてもらいたいと思いました。だって、私が娘にそうしてもらったら、かなり感激すること間違いないです。でも、涙でお化粧が全部とれて恥ずかしいかもしれませんが・・・。でも嬉しいです。
帰ってから私の頭の中で、こういった色々な思いを巡らせました。

ところで、今私のお教室の生徒さんたちは、結婚式なんて程遠いお話だと思います。でもずっとピアノを続けていたらそんな素敵なプレゼントができます。
続けていく上では、色々と大変なことが多いかもしれません。でも人生って大変なことの方が多くて楽しいことの方が少ないものです。今は修行だと思ってひたすら練習してステージに立つ練習をたくさん積んだりすることが先に行ってピアノを楽しむことにつながるのではないかなぁと感じます。それをできるだけ楽しく上達できるようサポートしていくことができるのが私の役目です。皆さん、日々の練習頑張りましょう

やっと3月のぴあのつうしんをお配りできます。今回はだいぶ遅くなってしまいお詫びいたします。IMG_0317

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