室内楽のレッスンを体験して

星野ピアノ教室講師 星野真由美

1月、2月と室内楽(ピアノ、弦楽器などの各楽器と一緒に一つの曲を演奏すること)のレッスンに初めて参加してみました。
いつも、お教室の発表会で生徒さんとのアンサンブル(室内楽)のレッスンをしてくださるバイオリンとチェロ先生のもとで、自分も室内楽を体験したいという思いからでした。

発表会でご一緒させていただいていたのですが、アレンジの曲ばかりでしたので、古典派の室内楽初心者のクレンゲルのピアノ曲でお願いしました。

ピアノは一人で弾けてしまう楽器ですが、誰かと合わせることで、音楽の世界が広がり相手を思いやる協調性も育まれます。

調弦の方法や互いの音の聴き方、バランス、呼吸、和声を意識したピアノの弾き方までソロ(一人で)の演奏にも役立つことを教わることができました。

弦の音とピアノが溶けあうには、まだまだですが何度か合わせていると気持ち良く合う瞬間に出会うことができました。短い時間ですが…
そして、チェロの深い響きの音を生で聴くと自分の耳も生まれ変わって研ぎ澄まされる感じでした。

自分の演奏を他のピアノの先生方にも聴いていただき自分のピアノにも向き合う時間を持てました。今年の発表会でも生徒さんたちに、アンサンブルを取り入れ体験してもらいたいと思っています。