今年に入ってからも、昨年同様にピアノ指導者としての学びが続いています。学べる環境にいることへの感謝の気持ちを持ちつつ、謙虚な姿勢で毎日を過ごしていきたいと思っています。
先週、「わかーるピアノ」のテキストのご著者の田村智子先生のセミナーを受講しました。
こちらのテキストは、以前抜粋しながら生徒さんへの指導に使用したことがあります。レベルの高い楽典的な内容がとてもわかりやすく、書かれています。
ご著者の田村先生は、国立音大を卒業後アメリカにてピアノ指導法を学び、テキストの執筆は100点以上。現在もピアノレッスンの傍ら、全国でぴあの講座をされています。また、保育の分野で、0歳児~6歳の園児や教師を指導されていらっしゃいます。
今回は、2-3年前に出版されたばかりの「わかーるピアノ1巻 2巻」のテキストについてのお話を伺ってきました。
テキストの生徒さんへの効果的な使用の仕方をはじめとして、
何を目的としたレッスンなのか?
生徒さん自身が何を習っているのかがどのようにわかるのか?
教本の意味?
という部分を掘り下げてお話をたっぷり聞くことが出来たこと。田村先生の今の子供を取り巻く社会状況、家庭環境、を見据えた現場で教えられている思いなどのお話を伺いながら、先生の優しいお人柄にも接することができ、とても魅力を感じました。
大切なことは、丸暗記ではなく、体験によって身に付けること。
生徒としっかりと対峙すること。
という田村先生の何度もおっしゃっていた言葉がとても印象的でした。
お忙しいにも関わらず、愛情を持って一人ひとりの生徒さんと向き合っていらっしゃること。
私にとって、教本についても勉強になりましたが、指導者のあるべき姿勢も学べた有意義な講座でした。
そして、田村先生の教本を使って体験によって身に付けることをお教室の生徒さんに実践していこうと考えています。
また、一つ指導の引き出しが増えたことも嬉しかったです。