夏休みレッスン~その2~

星野ピアノ教室講師 星野真由美

人に伝えることの難しさは、レッスンでは得に感じます。そして、相手に伝わったとしても相手はどうしたら表現できるか?ということに悩みます。
でも、時にはすんなりと受け入れて表現してしまう子もいますが、多にして皆さん会得するには時間がかかります。

ピアノを弾いたことがない人に、『ピアノの上達ってただ沢山何時間も弾いていれば上達するのだから、ある意味簡単でいいよね』と言われたことがあります。
かなり昔に言われた言葉でしたが、当時はあっけにとられて返す言葉がなく呆然としていました。ただ弾けば良い・・・・というわけではないのは、ピアノを弾いたことのある人でしたらわかると思います。

小さい子供たちのレッスンではいかに噛み砕いてわかりやすく教えるかがとても難しいです。特に指だけで学ぼうとするとどうしてもうまくいきません。たとえば4分音符の中に5連音符などを入れる時、びっこになってしまったり変なリズムがついてしまう場合などは、手で4分音符を叩きながら口で『そらそふぁそ』『らしらそら』と階名で歌ってみる事をしてみると口で声に出して言ってみると、さらっと弾けることがあります。弾けない時は指を早く動かす運動機能の問題になってきます。

そして、『フレーズをなめらかにね~』と言っても、なめらかに・・・がそもそも良くわからないお子さんがいます。そんなときは、一緒に歌ってあげたりするのがわかりやすいようです。お教室では特別なグッズを使いますとても効果があります
そして、最近スタッカートに苦戦しているお子さんもいます。上から指をそのまま鍵盤に叩きつける弾き方です。げんこつで叩きつけるお子さんもいます。

鍵盤に用意をしてそっと押してあげるだけで音は鳴らせます。そのことを色々な方向から教えていきます。幼稚園生からの生徒さんは、最初声を出すのが苦手でもすぐに慣れて大きな声でお歌と指を動かすことができるようになります。以外にも歌って弾くのは難しいことですが、それができるようになるとどんどん楽しく弾けるようになり、色々な曲に自分からチャレンジしてくれます。弾く楽しさを味わうと子供は自分から進んで弾くようになりますね
途中小学生からはじめた生徒さんは、この口で言いながらの練習はとても苦戦します。全部を歌ってもらうわけではないのですが、たとえ一小節でも1234と数えながら弾くことは簡単ではないようです。でも、すぐできなくてもあきらめずにゆっくりと声に出して数えて弾くことは正しく楽譜通りに弾くことにおいて大切な作業です。

ただ音を鳴らすことは簡単です。

でも、まず最初は、いかに正しく練習して譜面通りに弾いていくかということが大切です。そして、譜面通りに弾いたらおしまいではなくて弾きこんでいくことが大切です。今発表会に出る生徒さんは、同じ曲を時間をかけて練習をして弾きこんでいくという作業に入っていくところです。もう弾ける!から、乱暴な弾き方にならず丁寧に、曲のイメージに思いを込めて弾けるよう指導していかなければと思っています。

今日も朝から日差しが強いですね
リオオリンピックも今日開会式いよいよはじまりですね。
メダル争いが楽しみです皆さん良い週末をお過ごしください

夏休みのレッスン 8月~その1~

星野ピアノ教室講師 星野真由美

夏休みでお休み中だった生徒さんが2週間ぶりにくることも夏休みのレッスンではよくあることです。たまたまレッスンのお日にちと旅行が重なってしまうとお休みせざるを得ないですね。
ちょっと前まではお盆の時期だったのがどうやら混雑を避けるのかお教室の生徒さん達は、7月下旬から8月上旬にお出かけが今年はとても多い気がします。

ただ、日にちが空いてしまって、レッスンにお遊びモードで来てしまうと気持ちをレッスンに持っていくのが大変です。発表会に参加する生徒さんは、発表会の曲がメインです。まだ譜読み状態なのにも関わらず、他の教材を開いて『こっちは、やらないの~』と言われてそのことを説明してもちょっと不満気な顔をします。小学生になると御父兄の付添いがなくなるご家庭がほとんどですが、少しお家でのピアノへの関わりを持っていただけると良いなぁ~と感じました。

発表会の曲をまず最初に練習仕上げる(又は仕上げる形にもっていく)→余力があったら通常の教材
*暗譜で弾くことが仕上げと勘違いしないこと。弾けていても丁寧に楽譜を見て弾くことは大切です。見ないでばかり弾いていると曲の形が崩れてしまったり、間違って弾いていても気がつかず変な癖がついてしまいます。
ピアノレッスンは、もちろん来ていただいてレッスンを受けることですが、お家での練習や御父兄のお子様へのお声掛けがとても大事だからです。ただ練習しなさい!!とばかりでなく、注意深く子供がどんな練習をしているか見ていただき、ちょこっと

『あれ?発表会の曲、前より上手に弾けるようになったね』
とか
『ちょっと聴かせて~』

とミニコンサートをしてもらったりと・・・・・その場の雰囲気を変えるだけで、子供の弾き方が変わりますし、たとえ失敗しても、良かったよ~~ちょっと残念今度頑張って温かい言葉をかけてあげてください。失敗したり、うまく弾けなかったのは本人がちゃんとわかってるはずだからです。わかっている所にわかっている事を言われると大人でも嫌ですよね。お子さんも同じです。私もレッスンでは、この部分の子供への伝え方は注意を払っていますが、いつも難しいと感じています。

でも、伝えようとする気持ちって大切です。気持ちは目にみえませんが、目に見えないものだから大切にしたいです。
そしてたとえ伝わらなくてもあきらめずに伝え続ける・・・継続していくこと・・・
練習も続けること、疲れたら休んで、また練習する、暑くて大変ですが外で働いている人はもっと大変です。頑張りましょう。

皆さん色々な地方にご実家があるようで、当地のお土産を持参してしてくださり、いただいたことのないお菓子やご飯のお供になるような嬉しいもの有難うござういます
小さなお子さんを連れて帰省ですので大変なのに丁寧なお気持ちがとても嬉しかったです。日帰り旅行の方も有難うございます。

今日も暑くなりそうです家のこともレッスンもがんばりまーす
皆さんもお体には気をつけて、週の後半頑張ってくださいね

 

毎日暑いです

星野ピアノ教室講師 星野真由美

毎日本当に暑いです夏本番ですね私にとっては苦手な季節です。
どちらかというと寒い方が好きです。
日中のあのぎらぎらした太陽の中で、自転車での買い物もしんどいです。家からすぐのスーパーまでちょっと出かけただけで、汗だらだらかいて帰宅して、冷たいものを一気に飲みフーなんて休んでいたらあっという間に時間がたってしまいます。
『時間を上手に使いましょう』なんて言っているわりには、自分の事を振り返ってみて色々と反省することがあります

でも、毎日なるべくやるべきことをこなすように努力はしています
ちょっと、お夕飯準備がかなり手抜きになっていますが・・・・・今日は因みに鶏の手羽先の煮物1品だけにならないようにしようっと~
しかし、生徒さんのお母様方を見ているといつもスゴイなぁ~と思います。小さいお子様のお世話にお仕事に家の事などこなしている姿を見ていて感じます。

私も娘が小さい時は保育園に預けながら色々と仕事をこなしていましたが、ご父兄を見ていると昔の自分を見ているようで応援したくなる気持ちでいっぱいです。

なので、せめてピアノを上達させて解らないところやピアノを好きになってもらって、音楽を楽しんでくれるようできるだけのお手伝いをしたいといつも考えています。

『練習しなさい~』と言われなくなるように自分からピアノを弾いてくれるようになってもらうことが理想です。でも、それまでには自分で音符が読めるようになったり、楽しんで弾けるようにならなくてはいけません。最初の段階はお家でのお母様との楽しく正しく練習することが必須なのですそれも毎日根気強く楽しく
『暑くて、何回も続けて弾けないんですよ~』と今日のレッスンで悩んでいるお母様がいました。小さい子にとっては、この暑さなの中、何回も何回もは、さすがに大変ですよね。そうしたら、途中ジュースを飲んだり、少し休憩したりとかしてもまた練習に戻れれば良いと思います。

前にコンクールに生徒さんをたくさん出されているセミナーの先生がおっしゃっていました。『子供にとって、ピアノの練習には、ジュースとトイレと体を掻いたりすることはセットなんですよ~』・・・・・と。

私も今だから根気強く色々な子供を見て指導することができるようになりました。昔は『練習!しなさい!』の一点ばりだったかも。確かにそうなんですが・・・小さい子供を指導するには工夫が必要ですねちょっと間違うと嫌いになってしまいますからね。