導入期におけるレッスンの内容を家庭で反復する重要性

星野ピアノ教室講師 星野真由美

先週金曜日にピティナ主催による導入期による楽しいリトミックのセミナーを受講してきました。そして、昨日もリトミックに関するピアノ講師が学ぶセミナーで、午前に勉強してきました。
講座では、リトミックがのちに子供が成長していくうえで大きな刺激になり、リズム感、即興演奏、曲の感情豊かな表現につながっていくために大切だということでした。一昔前までは、あまり普及されていなかったせいか、ピアノの指導上では取り上げられていなかったように思います。ピアノ指導法の中にも取り入れていく必要性を強く感じました。
私たち子供を教える指導者は、常にアンテナをはり巡らして時代とともにより良いものを取り入れて常に自分自身勉強して生徒に提供していく義務があると改めて感じ身がひきしまる思いでした。また、改めて導入期のレッスンにおいて考えさせられました。

導入期の子供は、リズムや音名について学びます。大切なのは、弾けることではないということ理解することの大切さ学ぶということです。そしてレッスンで楽しく学んだら、必ずお母さんコーチと反復してくることが大切だということをお母様方に理解してもらうことが重要です。そうはいっても、共働きの家庭が多いご時世です。

ピアノのレッスンの目的は、楽しく子供がピアノを弾けるようになること。ただレッスンの時間だけでは、ああ楽しかった!で終わってしまいます。

毎日10分の時間を親子の学びの時間にすることによって、1年後2年後の子供はどうなるでしょうか?子供の力がまるで変わってくるとしたら?朝起きてからの10分,夜ご飯の前の10分、食べてからの10分いつでもよいのです。1週間続いたらご褒美で、美味しいスイーツでも食べましょう!とお子さんと楽しみながら約束したりするのもよいかもしれませんね。

特に最初の1年間は、良い生活習慣を身につけるチャンスの時です。小学校に入ってからでは、難しいことが多いです。生活習慣は年齢が低いほど短い時間で組み込むことができます。お母様の言葉がけで、子供は変わっていきます。なぜなら、お母さん大好きで、小さいうちはまだお母さんの言うことをよく聞いてくれるからです

 

 

 

 

1週間のレッスンを終えて思うこと~クリスマスの曲のとりかかり~

星野ピアノ教室講師 星野真由美

だいたい、1週間のレッスンを終えるとその週の生徒さんのレッスンを振り返ることが私の中では、日課になっています。
この時期のレッスンは、いつもの教本に加えて曲を季節がらクリスマスの曲に変更します。皆さん、お教室にあるクリスマスの曲集をレッスンの後にじっくり眺めたり、曲の雰囲気を知りたい子供には私が途中まで弾いてあげて、各自自由に選んでもらっています。皆さん、いつも学んでいる曲集より、はるかに速いスピードで譜読みをしてきてくれるので、いつも驚かされます。好きな曲だと違うんですね
今年は、連弾曲もあり当日が楽しみです

お教室で開くクリスマス会ですが、小さなお部屋での発表会になります。ただ、お客様は生徒さんのご参加可能なご父兄様方です。人前で弾く機会は、皆さん発表会やピティナ以外あまり経験がないと思います。普段と違う環境で弾くことを経験するのは、特別です。人前で発表するということは、一人ひとりの貴重な体験になります。発表するということは、それなりに準備が必要なわけで、人前ですから上手に弾きたい!と思い練習します。その頑張りが、ピアノ上達にも繋がっていきます。また、お友達の演奏を聴くこともとても勉強になります。どんな姿勢で演奏を聴いたら良いかなども当日指導していく予定です。聴く耳を育てることも大切ですよね。

あと、約1か月です。当日、満足できるような演奏にするためにピアノの練習を頑張りましょう。そして、演奏の後のかるた大会やハンドベルでのお楽しみも用意して待っています!音楽って楽しいなと感じられるように私も準備したいと思います

 

脳科学観点からピアノ演奏は驚くほど脳によいのです

星野ピアノ教室講師 星野真由美

今年の4月からピティナのホームページで連載されている、澤口俊之先生の「今こそ音楽を!」から抜粋させて皆さんにお知らせしたいと思います。

ピアノを演奏すると脳を発達させるということは問題解決能力、社会性、創造性など人生の成功に関する全ての基礎となる能力が伸びるということです。たとえば、学習塾、英会話、習字、スポーツ系など、ほとんどの習い事においては、ほぼ変わりません。
また、ピアノは夢を持つことにも寄与します。ピアノ稽古は夢への努力にも最もプラスに作用。夢を持って努力することはとても大事です。幼少期に夢を持っていると、大人になってから社会的に成功している人が多い。というデータもありますが、アメリカの研究では、大学生の頃に夢を持つとのちに年収が高くなるというデータもあります。

おそらく、ピアノは両手で微妙に違う指の動きができることと、譜面を先読みして覚えて後追いしながら弾くこと主な理由だと考えられます。片手で弾く鍵盤ハーモニカには同じような効果はなく、両手の動きが全く違うバイオリンにはまだ明確な証拠がありません。また、幼少期にクラッシックを聴いて頭が良くなるというデータはほぼありません。モーツァルト効果についての論文でも、IQは一時的に数十分あがるが、落ちてしまいます。

一般知能は、音楽を聴くと一時的に上がりますが、ピアノを弾くと恒常的に上がるのです