ピアノレッスンの中での学びについて

星野ピアノ教室講師 星野真由美

今のピアノのレッスンでは、カウンセリングレッスンコーチングレッスンというものがあります。この間、昔のレッスンと今のレッスンの事を書きましたが、昔のレッスンで は、先生の言われた通りに弾いていれば丸をもらえました。なので、先生に気に入られるように弾くことに気をとられてあまり楽しく弾いた記憶がありません。と確か書いていたと思います。

少し前に、コーチングの本が出版されていてピアノの先生の間では、話題になっていますが、そばについてコーチのように指導していく方法のことです。またカウンセリングレッスンでは、曲に対して自分はどんなふうに感じて弾くのか?明るい曲なのかそれとも悲しい感じなのか?うきうきする?はずむような感じ?など自分が思うように感じるように弾くように導く指導方法です。
両方とももちろんテクニックを学び曲を弾く時の姿勢のことですが。
ピアノを演奏する人は、その人なりに自分の中で音楽が出来上がっていると、曲をどんなふうに弾いたら良いかイメージしやすいのだ・・と某ピアニストの方は仰っています。

では、イメージしにくい時は?どうすればよいのでしょうか?

色々有名な演奏家の曲を聴くことだそうです。良い音楽を聴くことが大切なのです。聴く耳を育てることにも繋がっていきます。そして、小さいうちは音楽を楽しみながら学び嫌いにさせない、強制でやらせないことに注意をしなければいけないと思います。指導者がうまく導き、かみくだいた言葉でわかりやすく興味を持つようにいかに工夫していくかがポイント。お子さんがピアノを嫌いになってしまうのも指導者の責任にあります。特にじっとしているのが難しい小さいお子さんには、色々な手作りグッズが必要になっていくのです。興味を持ってくれるようなグッズを使って力を抜く脱力の動きを学んだり、リズムを楽しい太鼓に合わせて歩いたり走ったり体感します。目をきらきらさせて楽しそうに動いてくれます。

そしてまた、お教室では、できるだけ自分から進んで物事を考え、練習に取り組めるようになってもらえるように導いていくことも大切な目標にしています。

クリスマス会に向けてのレッスン

星野ピアノ教室講師 星野真由美

今週のレッスンがスタートしました

クリスマス会のプログラムを全員に配り終わり、それぞれの生徒さんが自分の曲の仕上げにとりかかっています。当初、「暗譜は出来ない~」と言っていた生徒さんも今日のレッスンでしっかりと暗譜で弾けていたのには、驚いたのと同時に私も嬉しくなりました。そして、がんばりカードを見てみると以前より本当に練習量が増えたのとコンスタントにほぼ毎日ピアノを弾いてくれていました。記録の成果が暗譜に現れたんだな~と感じました。やはり、練習量なのですね

また、一方では今回卒業生として参加してくださる大人の方(私が少し強引に参加を誘ってしまいました)は、最初演奏することはお断りされてましたが、お教室で久しぶりに一緒に紅茶☕️を飲みながら楽しくおしゃべりしていたら、ピアノ🎹を弾きたくなった様子で一緒に連弾を少しチャレンジしてみました・・・・・・すると・・・・・「久しぶりのピアノ、懐かしい~弾いてみようかな」と気持ちが動いてくれました。ただ、彼女は理系女子で東京の就職した会社は、実験や調査などの仕事を行っているので夜も帰宅が遅いそうです。なので、全く練習ができないということで選曲をポップスから選びました。中学生の時にショパンのノクターンを弾いてくれた彼女にとっては、少し物足りないかもしれませんが、会社優先を考えたらその方が良いかと判断しました。

今日、メールで「会社の帰りにお教室に寄りますので、レッスンお願いします!」といただきました。「もちろん、大丈夫ですよ!」とお返事しました。私も小さい頃から彼女をレッスしていたので、立派にお勤めされるようになった姿を見て感激しています。一緒に連弾できることがとても楽しみです彼女が成長していく姿を見ることが出来るのもピアノの先生をしているからなのかな・・・と考えると貴重な体験をさせてもらっていてピアノを教えられるという、この職業に改めて感謝でした
日々まだまだ、勉強中ですが・・・仕事で忙しい彼女をフォローできるように私も連弾頑張らねばです

 

気持ち新たに・・・・

星野ピアノ教室講師 星野真由美

今週新しい入会者がありました。まだ年少さんの可愛らしい女の子でした。
1回目のレッスンを終えてからお母様とお話をしました。お教室のしおりをお渡ししてから、1年間のレッスンの流れと教材説明などのことです。そして、最後にこれから約10年間のお付き合いになると思いますので、困ったことや教室に対して希望などがありましたら、遠慮なくお話してくださいねと言いました。

学校の担任の先生でも10年同じ生徒を受け持つことはないので、ピアノの先生は10年その子に寄り添って成長を見ながら受け持つことを考えるととても責任ある仕事です。他の習い事でもそんなに長く生徒と関わるものはないでしょう。なので、生徒に対する影響も大きいでしょう。だから私はじっくりと時間をかけて一人ひとりと向き合いピアノを通して人を育て、音楽を素晴らしいと感じて生涯楽しめるように導いていくことのお手伝いが出来れば良いと考えています。

なんだか、ちょっと格好の良い言い方になってしまいましたが、お話していた時のお母様の真剣な眼差しを見ながら、こちらもお子様を大切にお預かりいたしますという気持ちでお話させていただきました。
今の時代はめまぐるしく変化しています。
ピアノの先生も日々勉強して常に向上心を持っていなくては取り残されてしまいます。そして、アンテナを張り良いものは取り入れ他のお教室の先生方との情報交換をしながら学んでいく勇気も持っていないといけないと思います。

そのためには、常に元気で笑顔でレッスンができるよう体調管理も必要ですね最近寝る時間が午前様になっているので、今日こそは早く休めるよう頑張ります