生徒さんの指導案に改めて思うこと

星野ピアノ教室講師 星野真由美

毎月一度集まるピアノの先生方との勉強会ですが、今月のテーマは『生徒の指導案』についてです。集まってただ話し合うのではなく、それまでに自分が毎回作っている指導案を提出しなければいけません(集まる1週間前までに)。生徒の指導案は各生徒ひとりひとりに合わせて毎回レッスンの前にノートに大まかに書いてその日のレッスンの流れを確認します。

もちろん先生方によって指導案の作り方は違っていると思います。私の場合は教室に入ってピアノの挨拶から書いています。挨拶はとても大事です。その日の生徒さんの様子がわかります。「こんにちは!」の元気な声の時もあればちょっと控えめな声の時もあります。そんな時は、ちょっと疲れていたり風邪気味だったりです。その時の生徒さんの体調を確認してから指導に入ります。

生徒さんが玄関から入り教室に入ってから、小さいお子さんは自分でレッスンバックから自分の使うテキストを取り出します。小さい机の上に書くテキスト、色鉛筆を用意してからピアノの教本、レビューカード、連絡帳を渡してもらいます。(背が小さいので私が楽譜台に置きます)それからピアノで挨拶をして椅子に座るのです。
この一連の動作は年少さんでも自分でしてもらっています。だいたいお母様たちも優しく見守ってくれています。小さいけれど一人でこの動作をするまでは、時間がかかりますが、本人がこれからピアノのお稽古なんだというスイッチを入れること、テキストの確認をしながらその場所に置くということも自分ですることによって、自分のことは自分でするという自覚も持てます。

さあ、レッスンに入ります。レビューカードを私はちらっと横目で見てどのくらい練習したか確認(2~3秒)。なんの疑問もなく練習してきているお子さんは、そのまま弾きはじめます。ちょっと難しかったり苦手なところがあったりしたお子さんは、最初にお話してくれるので、ゆっくりと一緒に確認しながら進んでいきます。
ピアノの後は、簡単なリズムカードやフラッシュカードをしたり、聴音をします。そして、最後にまたピアノで御挨拶をしておしまいです。帰りにはお楽しみの出席シールをはります。
小さいお子さんが、この流れをスムーズに進めるためにはだいたい2~3か月くらいかかります。また、お子さんによってはなかなか私とお話ができない時があります。そんな時は、私自身の言葉かけ 、アプローチの仕方を反省するようにしています。
それぞれのお子さんのお顔が違うように性格もそれぞれです。また、進度も様々です。

一人ひとりを良く見て、指導をしていくためにも日々のレッスンの指導案や記録はやはり大切だと改めて感じました。
記録をすることによって、生徒さんのレッスンの進歩を確認でき、練習量に伴っての結果も感じることができます。ただ、日々の記録はレッスン時間内で私が書くことはできないので(レッスン中で書く時間はとれないので)、その日の終わってからの振り返りとして書き納めています。レッスンを充実させていくために私にとっては大切な作業です。やりっぱなし、思いつき、いきあたりばったりのレッスンには決してなってはいけないためにも、毎日続けていくことの一つになっています。
そして今月の勉強会で他の先生方の指導案を参考にさせていただき、良いことは取り入れ自分の指導の向上につながるように勉強してきたいと思っています!

 

 

お教室の手作り教材

星野ピアノ教室講師 星野真由美

レッスンで使っている教材のフラッシュカードをラミネート加工しました。長年使っていると色あせてきたり、紙がよれよれになってきてしまうので思い切って新しく作り直しました。紙もしっかりとラミネート加工すると気持ちがいいですね!次回のレッスンが楽しみです音符の名前、楽語などレッスンの前後に繰り返し確認することで記憶に定着させることができますね。子供たちはすぐに覚えますが忘れるのも早いです。毎回私がしつこ~く確認しますが先生の愛情だと思ってくださいね。

IMG_0219

 

そして前回のブログで紹介した脱力グッズもアップしました。材料は全て100均で揃いますので、参考に作ってみてください上のボールは、ピアノを弾く前に片手に持って腕を柔らかくしながら上下に振って手首を柔らかくしてリボンをひらひら~と綺麗になびかせますすると・・・簡単に脱力できますお試しください!(お教室の生徒さんは全員体験して、皆納得してました良かったです)

IMG_0179

 

 

 

手作りワークショップで楽器を作りました

星野ピアノ教室講師 星野真由美

今日は以前からとても楽しみにしていた、声楽・ピアノの講師をしていらっしゃるA先生のお宅にお邪魔させてもらい楽器作りを教えていただきました。

今回は、マリンカンマリンサウンドを教えてくださいました。
両方ともに癒し系の水の音を楽しむ楽器です

マリンカンは空き缶2個を使って作りますが、中に入れるお水の量がだいたい決まっています。お水を入れた後にしっかりテープで固定し、仕上げにキラキラなテープでデコレーションをして鍵盤柄のテープを両はしにつけます。
(注 シャカシャカ振ったりはできません。)ゆっくりとさかさまにして音を聴くと水のささやきが聴こえます

マリンサウンドは、ガラスの瓶にBB弾やガラスビーズ、ビー玉、などを入れて作ります。両手で左右をゆっくり揺らすと  しゃらら~~~~  とさわやかな音です。ガラス瓶の中の綺麗なビーズなどがあちこちにゆっくりと舞う姿を見ているのも楽しいです音を再生できないのが残念です(私のパソコンの技術がなくて

春休みにお教室の生徒さんと一緒に作ってみようと計画中です
ブルーのものがマリンカンです。ガラス瓶はマリンサウンドですが、
短い瓶と長い瓶のものがあります。揺らした直後に撮影したものです

IMG_0217 IMG_0206

とても綺麗な音がして、しばし癒されましたまるで、海を思わせるような・・・・素敵な音ですA先生に教えていただけなければ、こんな素敵な楽器を作ることができませんでした。A先生は約10年前に初めて作られて毎年改良に改良を重ね、瓶の中に入れる玉の量や入れる物をお決めになられ、現在の作品になったそうです。瓶も角のあるものの方が中に入っている玉が角にぶつかり良い音が出るそうです。見た目もとても素敵ですあちこちで、講習もされているようで本当に素晴らしい方でした。声楽・ピアノの先生のお仕事もされながら、また楽器ワークショップも経営され、なんて多才な方なんでしょう。お話もピアノのレッスンの事で盛り上がりましたが、気さくな方でどんどん話題が広がり楽しいひと時を過ごさせていただきました。また、新しい出会いに感謝した一日でした。A先生、今日はお忙しいところ本当にありがとうございました