導入時期の教材選びで楽器店に行ってきました

星野ピアノ教室講師 星野真由美

昨日、楽器店の楽譜売り場に行ってきました。最近生徒さんのリズム練習についての良い本がないか悩んでいたからです。普段は呉暁さんのリズム教本を使うのですが、年少さんでまだ習い始めだと難しい気がしてレッスンの時間では使っていません。

教本の中にもリズムがいくつか出てきますが、最近すらすらとできるようになってきました。また、私の作ったフラッシュカードもだいたいリズムの言葉を言いながらでしたらできます。だいたい年中さんぐらいだとすぐ先ほど書いたリズム教本でさくさく進みます。

ですが、年少さんには、その教本に入るまでの橋渡しとして使える教本が合った方が良いと判断して探しに行きました。最近ではとても良い新しい教材がたくさん出ています。いろいろ手にとって良く中身を見て、これならわかりやすく大丈夫であろうという教材に出会いました。
丸子あかね先生のリズムの教本でした。丸子先生は導入のピアノ教材を作られていることでも有名です。まず、音符が大きく書かれているところ、カラーでリンゴ(音符の長さを表す)の絵やうさぎさんなどの絵が描かれている所など見やすく楽しく入っていけるように書かれています。でも、中身は最初の方は簡単ですが後半にいくにつれ意外と難しいリズムが書かれていました。でも、可愛い絵とともに出ているので一見簡単に見えます。でもしっかりと8分音符と8部休符の組み合わせまで網羅してありましたリズムと音価の勉強もできるし、これなら大丈夫!と判断し購入しました。以前ピアノ講師の間でも丸子先生のリズムの教本のお話が出ていたので、自分の目で確かめてみて、なるほど・・・・と思いました。
すぐには、まだ使いません。もう少し生徒さんの様子を見て、自分自身もこの教材をどのように使っていくかちょこっと時間をかけ中身をよく見てしっかり消化してからにいたしますね。なので、もうしばらくお待ちください

いつでも皆一緒の教材でなく、幼児のその子の年齢に合った教材をうまく活用して、ピアノと同様リズムも好きな子に育って欲しいのが私の願いです。子供たちがリズムをうまくたたけた時、わかった時の笑顔を見るのがとても嬉しいです。もちろんピアノが楽しい!ということにもつながっていく大切なソルフェージュですからね導入時期には色々なことを学んでいきますが、楽しく学べれば吸収も早いです。一緒に頑張っていきましょう

さらに上達するための”はな丸”は?

星野ピアノ教室講師 星野真由美

生徒さんが”はな丸”をもらえる時の基準ってどんな時なのか?と疑問を持つお母様たちは多いのではないかと思います。私たちピアノ講師も、どんな時にはな丸にするか皆でたまに話題にすることがあります。

私の場合は、ピアノを習い始めた生徒さんが一生懸命毎日かかさず練習して間違えずに最後まで止まらず弾けた時は、はな丸をあげています。側で聴いているお母様はもう少しすらすら弾けるようになるまで、もう一週間練習させたいと思っているかもしれません。でも、はな丸をあげなかったら本人は一生懸命練習して間違えずに弾けたのに、 なんで?と思うかもしれません。一生懸命に練習したのに、がっかりしてしまうでしょう。(楽譜を見て頭で理解してすぐに鍵盤を弾く作業は意外と難しいのです。)

逆にだんだん楽譜を見て弾くことに慣れてきたとき、指の形、フレーズの弾き方、曲想とその生徒さんに順番に課題を増やしていきます。そしてはな丸も当然一回ではもらえなくなります。それぞれの生徒さんが何を今頑張ればクリアできるのかを考え順番に宿題を与えそれが出来たらはな丸にします。

でも、はな丸が一回でもらえなくなると生徒さんはがっかりすることが多いようです。でも1回ではな丸をもらえないことは、良いことなのです。なぜなら1週間の練習より2週間3週間と同じ曲を練習すると以前よりかなり、正しい指の形でしっかり打鍵できますし強い音弱い音の弾き方もできるようになります。

なので、その時その時のレッスンで何が良くできるようになったかを見極めて、聴いているお母様がお家に帰った時やレッスンの後でお子様を褒めてあげるととてもやる気になり、またピアノの練習をがんばろう!と思うはずです。

「楽譜を見て弾けるようになってるね!」
「綺麗な音色で弾けていたよ!」
「ゆっくりとしっかりとした音だったね」
「丁寧に集中して弾いていたね!」
「楽しそうに弾けてたね!」・・・・・・

習い始めはまず、温かく見守って練習してくれるような声掛けをしていくことや励ましの声がお子様にとって大きなやる気の力になるでしょう。ちょっとピアノの練習から離れてしまったら、「○○○ちゃんのピアノの音聴きたいな~」と言ってみたらどうでしょうか

自分のピアノレッスンでのこと

星野ピアノ教室講師 星野真由美

今月に入ってからの自分のレッスンでは、集中力の難しさを実感しています。集中することは、演奏している私にとっては難しいことだといつも師匠のレッスンでは思い知らされています。たった8小節のアルペジオを弾くのでも一つもミスなくフレーズ感たっぷりにしかも速く弾くことの難しさはいつも痛感しています。

師匠曰く「2回目3回目で正確にミスなく弾けるのではなくて、最初にきちんと弾けなけばいけないです。また、ミスを気にして速度が遅くなってはいけない。」と。

その場では「はい!」とわかったように返事をしますが、(テンポ落とせば弾けるのに~)と思ったり、なかなか指が思うように動かなかったり(家では弾けたのに~)と苦戦します

師匠曰く「家での練習をもっと緊張感持ってやらないといけないです。」とか「家では本番の舞台で弾く時のように!1曲1曲集中しなさい!!」と。

確かに、余計なことを考えず、ただ自分の弾いているピアノの音色に耳を傾けて弾いているとその曲の世界に入っていけるような心地よい気持ちになります。失敗しないように!とかうまく弾こう!なんて思ったら頭の中はそんな思いがぐるぐる廻ってただ一つ一つの音符を正確に弾くだけに終わってしまい、何とも味気ない演奏になっていきます。不思議と前者の思いで弾いた方がミスなく弾けてしまいます。終わった後 『あれれれ・・・間違えずに弾けたんだ・・』という自分がいます。レッスンが終わった後は、ものすごく緊張と集中したせいか、かなり体はくたくたになります。でも、爽快感もあって幸せな気分にもなれます。集中を長い時間持続させることが私の今後の課題だと感じたレッスンでした。そのためにも自分の奏でる音を良く聴くことも意識しなければいけません。でも普段の自分の練習時間を長時間捻出するのは、難しいのが現状です。短い時間だからこそ集中して取り組まなければいけないのですね

家での練習が本番の心構えで、舞台の本番をいつもの家で練習しているときのようであることが理想ですね
がんばらねば!