ピアノを弾く時の正しいフォームは?

星野ピアノ教室講師 星野真由美

ピアノを弾く時🎹には椅子に座るときからの適したフォームがあります。
これは、悪いフォームだと練習を繰り返ししても成果があがらないので良いフォームで練習することがとても大切になります。

ピアノは腕や指の運動量や技術面からスポーツ🏊に近いといえます。なので、一流の演奏者やアスリートになればなるほど美しいフォームをしています。それは悪いフォームだと体に負担がかかってしまい、高度な技術などをつけることもできず、腱捷炎になったりするからです。そして、良いフォームだと上半身を自由に使うことができていい音をだせるからなのです。

ここ数年、ピアノの椅子に正しくすわり良いフォームを保てないお子さんが多くなってきました。

ここでもう一度ピアノを弾く前に自分のフォームをチェックしてみましょう。

1.椅子の位置
椅子がピアノに近すぎると、腕の自由がきかなくなり思うように演奏ができなくなるります。小さいお子さんに多いのがピアノにお腹をつけてしまうことです。適度に間隔をとってください。

2.椅子の高さ
鍵盤に腕を置いたときに腕が鍵盤に水平になるように調節しましょう。椅子が高すぎると腕がのびてしまい低すぎるとひじが下がってしまいます。

3.椅子の座り方
椅子には浅くこしかけましょう。そして重心を少し前にかたむけます。ピアノは腕の重さや上半身の重さを鍵盤に伝えるように弾くからです。深く腰掛けると重心が後ろにかたむいてしまいます。また、足はつくようにします。小さいお子さんには、ちょうどよい段ボールなどや事典などの厚い本などを重ねて置いてあげて足をぶらぶらさせないことです。そして、腰でしっかり上半身を支え背中をまっすぐにします。

レッスン中に注意して直してあげるのですが、その場ではすぐに良いフォームになりますがしばらくすると元に戻って背中を丸くしてあごを出して弾く生徒さんがいらっしゃいます。良いフォームをなかなか維持することができないようです。

良いフォームを保てるようになると集中力も上がります。ピアノも上達していきます。ピアノを弾く時だけ注意するのでなく、毎日の生活の中で良い姿勢に気を配っていくときっと良いフォームを保つことができると思います。そして毎日の生活の中でもっと”歩く”🚶と腰を支える腹筋、背筋を鍛えられるようになりますよ

樋口あゆ子20周年記念ピアノリサイタル~行ってきました

星野ピアノ教室講師 星野真由美

昨日、ピアニスト樋口あゆ子先生の20周年記念ピアノリサイタルに行ってきました。場所は浜離宮朝日ホールでした。東京、大阪、名古屋にて開催されるのですが、昨日は初日で会場は満席でした。(早めに行って良かったです)今回はヴィンテージスタンウェイCD368というピアノを使っての演奏でした。103年前に巨匠といわれたラフマニノフ、ルビンシュタイン、ホロビッツなどが演奏されたと思われるピアノだそうです。太い重低音と輝かしい高音、柔らかい音の中音域といった豊かな色彩を持った名器だそうです。(本当に美しい音色でした

本日のプログラムは
ショパン作曲・樋口あゆ子編曲   ピアノ協奏曲第1番第2楽章ソロ編
ショパン作曲   バラード第1番  英雄ポロネーズ
リスト作曲     愛の夢第3番  ラ・カンパネラ
ラフマニノフ作曲   ピアノ協奏曲第2番第2楽章  ピアノソナタ第2番

ピアノコンサートを聴きに行くのは今年初めてでしたので、とても楽しみにしていました。曲目も有名で馴染み深いものばかりだったからかもしれません。開場の時間とともに会場入りしたので余裕を持って席につけました。樋口先生とは昨年ピティナのアドバイザーとしてお会いしてお食事をご一緒させていただき、とても綺麗で優しく気さくな方という印象でした。演奏を聴かせていただくのは、今回初めてでした。昨年ピティナに参加した生徒さんは先生の演奏を聴け幸運だったと思います。(私は裏方の仕事で聴けませんでした

今日の演奏は、どの曲もとてもスピード感溢れ、エネルギッシュでした。激しい演奏のように聴こえるかもしれませんが、フォルテの音も固くなく重厚感のある響きを感じ、優しい部分は本当に繊細な音色で、色彩感たっぷりとした演奏で圧巻でした。女性の小さい身体でピアノを自由自在に操り、ピアノがまるで体の一部のように見えました。一部の最後のラ・カンパネラの演奏が終わった時に客席から『ブラボー』という声が響きわたったのと同時に盛大な拍手が沸き起こったのには感動しました。とても素晴らしい演奏でした。また、樋口あゆ子先生の音楽感も伝わってきました。
プロのピアニストの凄さを肌で感じ、また生演奏を聴けたことの満足感に帰宅してからもしばし浸っていました昨日は素敵な一日でした

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ぴあのつうしん

星野ピアノ教室講師 星野真由美

IMG_0052今週のピアノレッスン時に『ぴあのつうしん』を配りました。今までは、お知らせがある時はその都度お渡ししていたのですが、やはり前もって先の予定を早い段階でお知らせをした方が良いと思い作ってみました。また、休み明けの様子や生徒さんのレッスンの様子など、レッスンの時の注意点なども盛り込んでみました

普段レッスンに付き添ってくることができないご父兄様もこれを読まれレッスンの様子やお家でのお子様の声掛けに少しでも役立ててくださればと望んでいます。どうしてもピアノレッスンは1対1で周りの状況が見えにくいわかりにくいことが多々あると思います。そんな気持ちも解消できるようこれからも工夫して書いていきたいと考えています。ピアノだけでなく、今後音楽の豆知識なども盛り込む予定です。

生徒さんとご父兄方みなさんが興味を持って読んでくれることを目標にこれからも作っていきたいと思います