昨日のセミナーは、益子祥子先生の来年1月から始まる継続セミナー「教室運営&レッスン実践」のプレセミナーでした。
今までも色々なセミナーを受講してきましたが、益子先生のセミナーは、受講されているピアノの先生が一人ひとり、そのテーマについて考え、自分の思っていることを発言してディスカッションをしていきます。受動的でなく、しっかり皆さんが参加していくことがとても素晴らしかったです。私はあまり、人前で話すのが得意でないのですがとてもなごやかな雰囲気で、たくさん発言させていただきました
もちろん、益子先生の今現場でされているレッスンのヒントや工夫なども沢山、うかがうことができて、これから自分の教室でも取り入れていこうと思いました。ありがとうございました先生とのランチも久しぶりにとても楽しかったです
今回のセミナーでは、昔のレッスンと現代のレッスンの違いを皆さんと意見交換しながら考えていきました。昔のレッスンでは、ピアノの先生にとってレベルの高い演奏家に育てる目標があったようです。が、現代のレッスンでは、生涯にわたって音楽が楽しめるように、やる気を育て音楽の素敵を学び、音楽で心豊かになってもらいたい、ということを望まれてピアノを習いに来ている方が多いということです。もちろん、楽譜が読めて弾けるということも当然大切です。入会の際に、ご家庭の方針などこういった指導をしてもらいたいと具体的に仰られる方が多くなったのも事実だそうです
そういえば、私は小、中学校の頃に習っていた時、弾けないと怒られ・・・いつも先生に気に入られるように弾こう・・・・・と考えて弾いていたように記憶しています。先生に言われた通りに弾く。先生に喜ばれることを目的に弾く。いつしか辛い、悲しい体験に変わっていきました途中で止められる方もそういう方がいらっしゃるのではないかなと思います。
だから、今お教室に来ている生徒さんには、そんな辛い苦しいレッスンではなく、音楽を楽しく学べるようにしてあげなければいけないのです。私以外の先生方も皆さん同じ意見でした。そのためには、様々なニーズに対応できる指導力、直球での指導ではなく、色々な角度を変えて柔軟にそれぞれの生徒さんに合った指導が大切だということです。曲を弾く時にも自分でどんなふうに弾けば良いのか?自分なりに考えて弾ける力、弾いてみたとき自分はその曲をどういう風に感じたか?指先には何憶という神経があるそうです。気持ちで指の運びも変わってくるはずです。
今日のこのセミナーで、決定的な解決策を見つけることは、難しいですが、この先も益子先生のセミナーで皆さんと意見を交わし、今求められているレッスンに近づけて工夫をしてより良いものをどんどん取り入れて実践していきたいと感じました。とっても充実した1日でした