私のお教室では、体験レッスンはあるのですが、見学というのは行っていません。なぜならば、各自違う教材を使いその子にあった指導をしているから、見学されても参考にはならないと考えているからです。
そこで私が実践していることは、一人ひとりの毎回の指導の後に、細かくノートに書き残すことです。よくお医者様が患者さんを診察する時にカルテを見ながら、過去にどんな症状でどんな薬を処方したかを見て、その時の体の状況と照らし合わせながら治療をしたり、お薬を処方したりします。それと同じように、生徒さんのピアノのカルテがあれば、その日のレッスンの内容をすぐに先週の続きとして入れます。カルテを書くときには、わかりやすくいくつかの項目に分けて書き込むようにしています。
教材の進度 それぞれの教本がどこまで進んでいるかを書く。
練習カード 1週間でどれだけピアノを弾く時間がとれたかの合計を書く。
レッスン時の様子 生徒さんの精神的な様子、気付いたことなど。
学校などの行事 忙しい時などは、なるべくピアノの負担を減らしてあげるため。
このようにカルテによって、生徒さん一人ひとり合った指導が可能になり、その生徒さんのピアノにおける良さを引き出していくことができます。私にとってはレッスンの必需品です!