先日、鍵ハモ(鍵盤ハーモニカ)奏者の吉田絵奈先生のセミナーに行ってきましたピアノの先生の間では、ひそかに鍵ハモブームなのですが…私は自分のピアノ教室で発表会の合奏などで取り入れられないかと思案中だったので、お勉強のために行ってきました。今回のセミナーは、1部と2部とに分かれていました。1部はコンサート2部は楽器を使って参加者全員が実践しながら学ぶという形式でした。ほどんどの参加者の方がピアノの先生をなさっている人たちでした。
1部の絵奈先生の鍵ハモの演奏の音色を聴いた途端に体が、ジーンと熱くなっていくのがわかりました。。。なんて美しい音色なんだろう・・・・・・と感動したのです。
最初の曲目は「見上げてごらん夜の星を」🌟で、しっとりと1音1音丁寧に、それも音色を変えながら会場に響き渡っていきました。「パガニーニの主題による狂詩曲」(ラフマニノフ作曲)、「ヴィヴァルディ四季より 冬 1.2楽章」、トランペット吹きの休日(これは普通3人の奏者で演奏するもの)チャルダーシャなど全部で、アンコールも入れ11曲もの演奏でした。
音楽は、呼吸が大切なので、、息を使って音を出すことは、歌うように演奏するピアノにも繋がっていきます。これは、ピアノ演奏の中でも応用できますね。
・・・と仰ってたのが印象的でした。
私も今日、家に帰ってから少し鍵盤ハーモニカを吹いてみました。姿勢を正して、少し胸を張ってから息を吐き出してと言われた言葉を思い出して吹いたのですが、たしかに微妙な息の使い方で音色が変わることがわかりました。だんだん消えるような音、16分音符は一つの的に目がけてお腹から息を吐くように、また息することなく長いフレーズなどは難しかったです。絵奈先生は今の鍵ハモ演奏に、たどりつくまで3年ほどかかったそうです。絵奈先生はピアニストであるにもかかわらず、新しい楽器演奏を習得するには、長い年月がかかるのですね。そして12月には絵奈先生のコンサートがあるそうです。お時間がある方は、ぜひ聴きに行かれてはいかがでしょうか?
改めて鍵ハモの音色の美しさに気付かされた、そんな1日でした