2週間で最後まで両手で譜読みしてしまった小学生に驚かされました

星野ピアノ教室講師 星野真由美

今日のレッスンの生徒さんについて、ちょこっと書きたいと思います。

小学校中学年の女の子です。ピアノを弾く前に5分だけウォーミンぐアップの時間をとりました。最初に指番号札で指を動かすトレーニングをしました。正しい指の形で、机の上をコツコツと音を立てて動かします。1番から5番までのカードを入れ替えて1分間に何回できるのか数えました。1分間ですが、随分と集中してたくさん動かすことができました。ただ、ちょっと爪がぶつかってしまっていたので、残念「次回は切ってきてくださいね。」とお話しました。

次にピアノの椅子に座ってから音符カードを読んでいきます。これも取り組み始めてから3週目なので、今日は時間を決めて何枚読めるか挑戦しました。ピアノを弾いているときに見る楽譜の音符を読む感覚とは違うようで、やはりカードだけで、反応して即座に読んで弾くという作業は難しいようです。特に加線の音符は難しいかな
でも、これができるようになると譜読みの自信はかなりつくと思います。そして、初見でも弾くことが簡単になるのです。

両方で5分というレッスンの計算が、記録したり、どういう効果があるかの説明をして10分になってしまいました
そして、ピアノのレッスンでは、教本の宿題も先週注意した部分を全てクリアして、すらすら弾けていて合格クリスマスの曲も2週間しか練習していないので、頑張って最後まで両手で弾いてきた熱心さに感激して夢中になって、レッスンをしていたら時間が延びてしまいましたそして、弾けるようになるポイント説明片手の正しい指使いでのたくさんの練習時間の確保をお話しました。
生徒さんは、いつもと違って熱心に耳を傾けてくれて、言われた通りの指使いできちんと弾けることを実感すると私が注意しなくても自分から楽譜をよく見て直していました。終わった後も疲れを見せず、ニコニコしていました。ん?充実感なのかな?

寒い中、お外でお迎えに来られていて、待たれていたお母様には本当に申し訳なく、ひたすら謝りました。『どうぞ次回からは、ピンポンして中に入ってお待ちくださいね。』とお話しました。夕飯のお仕度も遅くなってしまうだろうとか色々考え、やはり時間は厳守なのだと私、反省させられました次回から気をつけます!

でも、何よりも生徒さんが自分の好きな曲を弾くせいか、今までよりもピアノに興味を持ってくれるようになりとても嬉しく感じましたこれからもたくさん練習してくれるよう導いて生徒さんが上達していってくれることを願っています

導入期におけるレッスンの内容を家庭で反復する重要性

星野ピアノ教室講師 星野真由美

先週金曜日にピティナ主催による導入期による楽しいリトミックのセミナーを受講してきました。そして、昨日もリトミックに関するピアノ講師が学ぶセミナーで、午前に勉強してきました。
講座では、リトミックがのちに子供が成長していくうえで大きな刺激になり、リズム感、即興演奏、曲の感情豊かな表現につながっていくために大切だということでした。一昔前までは、あまり普及されていなかったせいか、ピアノの指導上では取り上げられていなかったように思います。ピアノ指導法の中にも取り入れていく必要性を強く感じました。
私たち子供を教える指導者は、常にアンテナをはり巡らして時代とともにより良いものを取り入れて常に自分自身勉強して生徒に提供していく義務があると改めて感じ身がひきしまる思いでした。また、改めて導入期のレッスンにおいて考えさせられました。

導入期の子供は、リズムや音名について学びます。大切なのは、弾けることではないということ理解することの大切さ学ぶということです。そしてレッスンで楽しく学んだら、必ずお母さんコーチと反復してくることが大切だということをお母様方に理解してもらうことが重要です。そうはいっても、共働きの家庭が多いご時世です。

ピアノのレッスンの目的は、楽しく子供がピアノを弾けるようになること。ただレッスンの時間だけでは、ああ楽しかった!で終わってしまいます。

毎日10分の時間を親子の学びの時間にすることによって、1年後2年後の子供はどうなるでしょうか?子供の力がまるで変わってくるとしたら?朝起きてからの10分,夜ご飯の前の10分、食べてからの10分いつでもよいのです。1週間続いたらご褒美で、美味しいスイーツでも食べましょう!とお子さんと楽しみながら約束したりするのもよいかもしれませんね。

特に最初の1年間は、良い生活習慣を身につけるチャンスの時です。小学校に入ってからでは、難しいことが多いです。生活習慣は年齢が低いほど短い時間で組み込むことができます。お母様の言葉がけで、子供は変わっていきます。なぜなら、お母さん大好きで、小さいうちはまだお母さんの言うことをよく聞いてくれるからです

 

 

 

 

1週間のレッスンを終えて思うこと~クリスマスの曲のとりかかり~

星野ピアノ教室講師 星野真由美

だいたい、1週間のレッスンを終えるとその週の生徒さんのレッスンを振り返ることが私の中では、日課になっています。
この時期のレッスンは、いつもの教本に加えて曲を季節がらクリスマスの曲に変更します。皆さん、お教室にあるクリスマスの曲集をレッスンの後にじっくり眺めたり、曲の雰囲気を知りたい子供には私が途中まで弾いてあげて、各自自由に選んでもらっています。皆さん、いつも学んでいる曲集より、はるかに速いスピードで譜読みをしてきてくれるので、いつも驚かされます。好きな曲だと違うんですね
今年は、連弾曲もあり当日が楽しみです

お教室で開くクリスマス会ですが、小さなお部屋での発表会になります。ただ、お客様は生徒さんのご参加可能なご父兄様方です。人前で弾く機会は、皆さん発表会やピティナ以外あまり経験がないと思います。普段と違う環境で弾くことを経験するのは、特別です。人前で発表するということは、一人ひとりの貴重な体験になります。発表するということは、それなりに準備が必要なわけで、人前ですから上手に弾きたい!と思い練習します。その頑張りが、ピアノ上達にも繋がっていきます。また、お友達の演奏を聴くこともとても勉強になります。どんな姿勢で演奏を聴いたら良いかなども当日指導していく予定です。聴く耳を育てることも大切ですよね。

あと、約1か月です。当日、満足できるような演奏にするためにピアノの練習を頑張りましょう。そして、演奏の後のかるた大会やハンドベルでのお楽しみも用意して待っています!音楽って楽しいなと感じられるように私も準備したいと思います