祥子先生のレッスンノートについてのセミナー

星野ピアノ教室講師 星野真由美

昨日は、以前から楽しみにしていた祥子先生の≪レッスンノートの活用術≫のセミナーに行ってきました。このセミナーは、今年2月にピティナ主催でつくばでも行う予定でしたが、先生がインフルエンザにかかり中止になってしまいました。申込みをしていた私にとってはかなりのショックでした。

というのは、まだ私のお教室ではレッスンノートを作っていなかったので、このセミナーに参加した後に作ろうと決めていたからです。
レッスンノートを活用されている先生方は、私の周りには沢山いらっしゃいます。

昨日のセミナーを聴いて、レッスンノートの必要性をかなり感じ、活用することによって生徒の力をぐんぐん伸ばすことができることも知りました。
昔の受け身のレッスンから自発的なレッスンに変わっている今だからこそ、レッスンノートで生徒の色々な可能性を引き出していくことができるのです。
自分で書くから力がつくということ、レッスンノートは連絡帳ではない。ということをふまえてオリジナルなレッスンノートを作成していこうと決意しました。レッスンノートの作成の他、活用の仕方、問題点(字が書けない小さい子にはどうするのか、等)のレクチャーもあり、私にとってはとても有意義なセミナーでした

生徒さんの心が動くノートで、ピアノレッスンで育てたい力のため無理なく長く続けられるノートであること。
そして、生徒さんたちの成長の軌跡が記される、素敵なレッスンノートになるように丁寧に作成していきたいと思っています。皆さん楽しみに待っていてくださいね

ピアノに慣れてくると弾き方が・・・

星野ピアノ教室講師 星野真由美

習い始めの生徒さんのピアノの弾き方で気になる事の一つに手首の使い方があります。最初は楽譜を見て歌をうたいながら弾くことに夢中です。まだ、手首はそんなに気になりません。極端に下がってないからです。でも慣れてきて長い曲を弾くとどうしても手首が下がって第3関節がへこんできてしまう生徒さんがいます。
すると、音色が全部同じになってしまいただ鍵盤を押している状態で、響きも感じられない音になってしまいます。たぶん弾いている本人も音にこだわっていないのでしょう。自分の音を聴いていないのです。

昨日のレッスンで、『ねぇねぇ、今の弾いた音ってどうだった?』と聞いてみました。

『どうって?』

『綺麗な音だったかな?自分の音をよく聴いてごらん
と生徒さんに問いかけたところ、

次に弾いてくれた音はとても気持ちのこもった音になり『綺麗な透きとおった音』に変わりました。ちょっとした気持ちや自分の音に耳を傾けることによって、音色が変わります。そして、手首の使い方も違いました。自分で手首をどうしたら良い音がでるのかを体感したようでした。

『今のは自分でもうまく弾けたし音も綺麗に鳴ってた~
とにこにこして自信げに話てくれました。
楽譜を見て弾くことに一生懸命になっているとそればかりにとらわれてしまいがちですが、耳を使うことも忘れてはいけないですね。自分で自分の音に気が付くことができたら音色も変わっていきます。

手首を下げないで、指の付け根の第三関節から良く動かすこと。意外と習い始めの生徒さんは、指を動かすことに慣れていないせいか上手に動かせません。
ピアノを弾いて動かすことも大切ですが、弾いていない時も意識して、第3関節から一つ一つの指を深くおじぎさせるように運動させてあげることも良いと思います。指体操をするのもピアノを弾く上では効果がでます。試してみてくださいね

今日のレッスンに来た生徒さんですが、練習日記を見たら毎日休まず目標回数をこなしていました。そして、今日もレッスンに来る前に練習してきたそうです。
指積み木の回数が前回よりも4回も多かったです素晴らしいですね
毎日の練習の効果が目に見える回数で出てきたので、とっても嬉しそうでした。しっかりとピアノの絵の脇に回数を書いて、『家で塗るんだ~~』とニコニコして帰っていきました。運動会が近いのによく練習しているなぁ~と感心でした

セミナーに通うということ

星野ピアノ教室講師 星野真由美

何か物事を始める時は、だいたい先を見通し、考えて取り掛かることが多いです。これをこうしたら、こうなるだろう、とまず予測します。そして、失敗を考えるのではなくて、成功する又は成功させることを願い取りかかります(私の場合は)。そして、決めたらそのために一生懸命に努力をして頑張りぬくということ。
その過程の間では、当然様々なことが起こってきます。一筋縄でいかないのが当たり前と思わないと困難にぶつかった時に心が折れてしまうからです。
そして、自分だけの考えだけでなく周りの信頼のおけるピアノの先生方からのアドバイス、家族からのアドバイスを受けながら今支えられています。そういう方たちがいてくれるこにとても感謝しています。
また、ご協力してくださる保護者の方たちにも感謝しています。有難うございます。

私がセミナーに通う理由に、自分のお教室に通ってくる生徒さんや保護者の方たちに満足してもらえるような指導をする、今求められている音楽教育を提供する時代に合った指導法、などを勉強するためです。

     指導することは自分が学ぶこと

とバスティン指導に携わる藤原亜津子先生が良くピアノの先生方にお話されています。いつも私の心の中にはこの言葉があります。

保護者様が大切なお子様を通わせてくださっていることを忘れてはいけません。日々生徒さんひとりひとりに向き合ってより良い指導をしていくことを改めて感じ身のひきしまる思いでいます。

今日はとても良い天気になりました。これからセミナーに行ってきます!
皆さんも充実した一日になりますように