バスティン新教材のセミナーへ

星野ピアノ教室講師 星野真由美

藤原先生のバスティン・オールインワンの指導法セミナーに行ってきました。

藤原先生は、アメリカのバスティン教材指導法において国内では先駆者です。

藤原先生のバスティン指導法は、わかりやすく、何を伝えどのような指導が生徒さんに効果があるのかが適格です。そして、どんな生徒さんにも寄り添って愛情ある言葉がけをしながら指導をしていく部分、特に導入期の生徒さんにはぴったりです。

2年前に初めて講座を受けてから今回でもう何十回?にもなります。
いつも同じでは、ないこと。繰り返し聞いても必ず新しく得るものもあり、また今の自分の指導の確認にもなること。
日々指導法も進歩している中で、自分が学びに外に向かうことは大切だと感じます。

バスティン以外の教材研究についても、もちろん日々勉強です!
生徒さんに合わせて色々な教本を組み合わせながら、レッスンをしていくことには欠かせないからです。
よく生徒を観察しながら進めていくレッスン…焦らず生徒さんがピアノを長く続けていけるように導いていきたいです。

 

導入時期の教材

星野ピアノ教室講師 星野真由美

4月に入り新しく進級した生徒さんたちは、それぞれが少し身長も伸びてひとまわり大きくなっています。子供の成長は早いと感じます。

お教室も新しい生徒さんたちが、増えて賑やかです。
他教室から移ってきた生徒さんもいます。でも、学年は様々ですが、導入の生徒さんが一番多いです。

導入の生徒さんにお勧めしているのが、『バスティンパーティーシリーズ』です。黒鍵を弾くことから始めます。そして、5線のない音符を読み音の高低を含め、隣あった音符、一つとびの音符を目で追いながら弾いていきます。
そして、良く動く指を目標にしていきます。
プレリーディングでは、移調の練習でほとんどの生徒さんが12調に移調して弾けるようになります。

ピアノを習ったからと言ってすぐに弾けるようになるとは限りません。
毎日の家での継続的な練習が大切です。それも長い期間続けていかないと思うように弾けるようにはなりません。

こんな風に書いてしまうとピアノって大変だなぁ~と思うかもしれません。でも、自分で苦労して努力してできるようになると嬉しいものです。1曲を丹念にこつこつと練習をして合格のハナマルをもらったときですね。また、褒められた時。

お教室の保護者さまは、お子様をいつもご家庭で応援してくれて温かく見守ってくれています。お子様には、色々な時期があります。結果がすぐに出なくても諦めずにまずは、続けてみてください。

1年2年はもちろん、10年続けていってピアノを楽しめる人生になることを信じて習ってもらいたいです。

ピアノにつながるソルフェージュ

星野ピアノ教室講師 星野真由美

ピアノの楽譜を見て我が子が弾けるようになってもらいたい…とピアノを習わせているご家庭での願いは皆同じです。音符が読めるようになって学校の音楽の授業についていけるようにという希望も多いです。

でも音符が読めるようになってもリズムがわからないと正しいメロディーを奏でられません。メロディーがわかっても同じ拍感を持っていないと正しいメロディーにはなりません。

色々な要素が集まって一つの曲を正しく演奏することができます。言葉にしてこうして書いてみると何だかピアノを弾く(曲を演奏する)って大変なことだなぁと感じますね。

小さいお子様にとって、これらを全て一度に身に着けるには時間がかかります。限られたレッスンの時間内で何度もリズムうちをしたり、声を出して歌ったり拍を刻んだりするなどのソルフェージュをしながら体得していきます。

先生と1対1でのレッスンも大切ですが、時にはお友達同士でピアノで弾くメロディーに合わせてピアノ以外の楽器を使ってリズムをとりながら皆で合奏していくことは新鮮で楽しいです。

何よりも自分以外の音にも耳を傾けなければいけないこと。
そのうえで、自分のパートをしっかりと楽器を使ってリズムうちをしなくては、皆とは合わなくなってしまいます。自分だけ勝手に奏するのではなく、相手のことも考えながら合わせていくことで1つの曲が出来上がります。

こういったことは、耳を使い、手を使い、目を使って脳も沢山使います。そして相手を思いやる気持ちも大事です。しかも楽しく出来たらきっと体にスムーズに入ります。
人間楽しいことは、覚えるのも速いと言われています。

週末のグループレッスンでは、各自アンサンブルでそういった目に見えないことを学んで体験してくれたら良いなぁと思っています。初参加の人も何人かいます。皆と一緒に仲良く参加できることだけでも立派ですね。お友達の前で1曲各自ピアノを弾きます。プチ発表会です!場慣れも次につながります。

音楽を通して楽しく子供たちの色々な力を育てていくことを目標にします。