人を変えた言葉かけ

星野ピアノ教室講師 星野真由美

春休みということもあって、テレビ番組も普段と違って特別な企画のものが多いようです。たまたま見ていた某番組でアメリカのハーバード大学経営学?の授業で日本の新幹線のお掃除の授業がかなり熱く討論され学生達は、かなり勉強になったというお話しです。

え?お掃除が?なんて思うかもしれませんが、『JR 東日本TESSEI』という新幹線の中をお掃除する会社がすごかったです

新幹線の停車時間の7分の間に全車両を完璧にお掃除するということで、海外で賞讃されているのは有名らしい。「知らなかったの?」と家族に言われて、私だけ知らなかったのか~とちょっとショックを受けました。が、すごく感激したお話しでかなり心に響くものがあったので、書きとめておきたいと思います。

昔『テツセイ』という会社は、キツイ・汚い・危険の3拍子そろった3Kと言われる職業で人間関係も上下関係が厳しくて離職率も高い職場だったそうです。
でも、そんな会社を変えたお偉い役員さんがいました。
その役員さんは、現場を徹底的に見て仕事をしている人たちが自分たちのことを所詮清掃員だからという卑下した考え方を知り

『あなた達は最先端の技術を清掃面で支える技術者なのです』と説いたそうです。そして、清掃従業員の意見を積極的に取り入れて今の7分の効率的で完璧なお掃除力になったそうです。

ここで、何が良かったのかは、お偉い役員さんが清掃従業員にかけた言葉で自分に誇りとやりがいを持って仕事をすることに気付かせたことにあるということです。
ただ、ちゃんと仕事をしなさい!とかもっと奇麗にしなさい!とかいう言葉でなくて相手の仕事の姿勢を変える言葉をかけたということです。

私は、相手を前向きに動かす言葉の力ってすごいなぁ~と思いました。言葉がけ一つで相手の気持ちを良い方向に変えることができるのです。
ピアノを子供たちに教えていてもやはり、やる気を持ってくれる言葉がけって大切です。なので、言葉かけには注意していますが、難しいなぁ~と感じることが多いです。私は、もともと持っている優れたものを褒めることよりもひとりひとりが、努力をしている過程をしっかり見て気づき褒めてあげたいと思っています。
結果より過程が大切だからです。
拙い文章なので、読んでくださっている方に伝わりずらいかもしれませんが、この番組を見て私には言葉かけについて刺激になりました

ハーバード大学はアメリカの超名門私立大学。世界ランキングでは第1位。ちなみに東京大学21位京都大学26位だそうです。
そして、そんな超名門大学の行ってみたい国の第1位が日本だそうです。
日本って外国人から見ると憧れる部分のある国なんだなぁ~と思うとまだまだ日本も捨てたもんじゃないんだと嬉しくなったお話でした

4月気持ちを新たにスタートです

星野ピアノ教室講師 星野真由美

4月に入り近所の桜も満開に近くなりました。いよいよ入学式シーズンで、ご父兄の方たちはお忙しい時期ではないでしょうか。そして、子供たちも環境が変わり気持ち新たにスタートする季節ですね。
お陰様で、お教室も新しい生徒さんの入会者が増え賑やかになっての4月スタートになりました。私も一人ひとりをしっかりと見て、寄り添い良いところを伸ばしてあげられるような丁寧な指導を心掛けていきたいと改めて思っております。

さて、土曜日は1週間のレッスンを終えてレッスンカルテを見ながら生徒さんひとりひとりのレッスンを振り返る曜日にしています。教材の進み具合、お家でのピアノの練習量、ソルフェージュの理解度などなどを生徒さんが問題なく進めているかを考えます。言葉に出して言わなくても、顔色をみたり、練習量をみたりつまらなさそうにしていたりと何か抱えていたらなるべく早く解決できるようにしています。また、付き添ってくださっている保護者の方などと少し会話をするだけで様子がわかったりするので、とても助かっています。

今お教室に入られて約1か月ほどの新小学2年生の生徒さんがいます。全くピアノが初めてなのですが、レッスンの時間とても集中して受けています。目をキラキラさせて一生懸命言われた通りにピアノを弾いていて、とても愛おしくなります

『いろいろな曲を弾けるようになりたい!』というのが、彼女の希望です。
今頑張っていることは、ピアノを弾くことと音を読めるようになることです。そして、リズムもお勉強しています。
音を読むことは、根気よく続けていかないといけません。言葉を覚えるのは、普段の生活で使っていること、目にしていることが多いので自然と覚えます。でも楽譜に書いてある音は意識をして毎日見ない限りは覚えません。接している時間が少ないからなかなか覚えられないのです。
でも、彼女に譜読みプリントを渡したら、しっかり全部自分の力で覚えて書いてきてくれました。私はものすごく感激してしまいました。れ と ふぁ が心配~~と言っていたけど大丈夫!!!できていました。
なんといっても、自分でやった というところが、素晴らしいと思いました。せん かん せん かん の丸も綺麗に順番に書くこともできるようになっていました。

でも、できるようになったからといって安心しては、いけません。子供は覚えるのも早いですが忘れるのも早いのです・・・・なので、忘れないように毎回私がレッスン時にしつこく確認する必要があります。生徒さんが、覚えたものを忘れないようにするのは、先生の役目なのです。何度も何度も繰り返して定着するからです。

毎回のプリント学習が多かったですが来週から学校が忙しくなると同時にぐっと減りますから安心してくださいねみなさん良く頑張りました~~

 

室内楽のリハーサル見学

星野ピアノ教室講師 星野真由美

今日は午前中に室内楽のリハーサル聴講に行ってきました。ピアノの先生とバイオリン、チェロのアンサンブルでした。何人ものピアノの先生方のアンサンブルを聴かせていただき、まじかでの演奏に釘付けになりました。

他の楽器と息を合わせての演奏はとても素敵でした。が、それぞれのパートがうまく絡み合って相手の音を聴きながらの演奏、音のバランスや相手のパートを気遣って弾くことの難しさを感じました。でも、3つの楽器が溶け合うように流れている音楽を聴いていると幸せな気持ちになりました。
自分の奏でる音を大切に良く聴いて弾くことは、アンサンブルの時には特に大切です。

普段から音に対してもっとこだわらなければいけないという姿勢を学んだ1日でした。私もいつかアンサンブルをしてみた~いと思いました。思ったらすぐ実現させよう!!とあれやこれやと考えはじめています・・・・・。
そして、生徒さんたちにも色々な楽器の奏でる音楽を聴かせてあげたいと思うのです。生の演奏って、いいな~~と感じてくれたら嬉しいです。近いうちに実現できるよう、頑張ります(予告?)