ピアノ教室で取り組めるイベントについて

星野ピアノ教室講師 星野真由美

月に1度のピアノの先生方との集まりに行ってきました今回は『ピアノ教室で取り組めるイベント』というテーマでした。みなさんはピアノ教室のイベントというとピアノ発表会が真っ先に思いつくでしょう。でもそれだけではなく、他にも沢山いろいろなイベントができるということでした。

東大生に「子供の時に将来何になりたいと思ったか?」というアンケートをとったところ、「なりたいものがたくさんあり、ひとつに絞れなかった」という答えが返ってきたそうです。それはきっと、お家の人が彼らの小さい頃に色々な経験や体験をさせてあげ柔軟な考え方のできる環境で育てたからなのでしょう。

ピアノ教室に来ている生徒さんたちは、幼稚園生、小学生、中高生と学年は様々です。この東大生の話を聞いて私は、ピアノだけでなく他にも音楽を楽しむ方法があるのだということを少しずつですが伝えていけたらよいなぁ~と感じました。普段のレッスンでは、もちろんピアノがメインです。それ以外の時間で子供たちが楽しく(もちろん私自身も楽しめる)参加できるイベント・・・たとえ クリスマス会・手作り楽器作り・グループレッスン(リズム学習・音楽史・楽器について)・クラスコンサートなどなど。

でもこれらをやみくもにやるのではなく、しっかりとした目的を決め、段取りをしっかりと考えて行うことが大切です。たとえば手作り楽器を作る目的は、普段なじみのない管楽器・打楽器・弦楽器の仕組みを体験することでピアノの演奏にもつなげていくということ。作った楽器で簡単な曲を演奏してみる。友達と協力しながら作る喜びを体験していく。そういったことを学び体験することが子供たちにとって経験として大きな力になり、音楽に対しても興味が湧いてくるのです。

さっそく、春休みに向けて子供たちが楽しめるワクワクするようなイベントを今から考えていこうと思いました

小さい生徒さんのレッスン

星野ピアノ教室講師 星野真由美

小さなお子さんがピアノを弾けるようになることは、大人が思うより意外と難しいことです。大きなピアノ(幼児にとって)に向かってたくさんある鍵盤🎹の中の黒い鍵盤や白い鍵盤それぞれを小さな指で決められた場所の音だけを弾くという行為だからです。

 根気よく丁寧に練習すること。

ゆっくりと練習すること。

が大切ですが、なかなか小さなお子さんにとっては、難しいことのようです。少し弾けるようになると次に次にと進みたがるお子さん、早く弾きたがるお子さんが多いです。まだ、習い始めのうちは指がピアノに慣れず、形も不安定なのでしばらくはゆっくりと正しい指の形で練習する方が先に進んだときに指の矯正をしなくてすみます。一度ついてしまった悪い癖を直すのは難しいものです。

私もレッスンの時は、指の形を気をつけるようにグッズを使いながら工夫をして教えていかなければ・・・と考えています。小さい子にとってのグッズを使ったレッスンは楽しみながらできることができ、繰り返しやってくれるのでとても効果があります。

そしてピアノが弾けるようになるには、時間もかかります。急がばまわれで、時間をかけ丁寧にこつこつと練習していくのがピアノを弾けるようになる近道になります。

 

 

 

ピアノを弾く時の正しいフォームは?

星野ピアノ教室講師 星野真由美

ピアノを弾く時🎹には椅子に座るときからの適したフォームがあります。
これは、悪いフォームだと練習を繰り返ししても成果があがらないので良いフォームで練習することがとても大切になります。

ピアノは腕や指の運動量や技術面からスポーツ🏊に近いといえます。なので、一流の演奏者やアスリートになればなるほど美しいフォームをしています。それは悪いフォームだと体に負担がかかってしまい、高度な技術などをつけることもできず、腱捷炎になったりするからです。そして、良いフォームだと上半身を自由に使うことができていい音をだせるからなのです。

ここ数年、ピアノの椅子に正しくすわり良いフォームを保てないお子さんが多くなってきました。

ここでもう一度ピアノを弾く前に自分のフォームをチェックしてみましょう。

1.椅子の位置
椅子がピアノに近すぎると、腕の自由がきかなくなり思うように演奏ができなくなるります。小さいお子さんに多いのがピアノにお腹をつけてしまうことです。適度に間隔をとってください。

2.椅子の高さ
鍵盤に腕を置いたときに腕が鍵盤に水平になるように調節しましょう。椅子が高すぎると腕がのびてしまい低すぎるとひじが下がってしまいます。

3.椅子の座り方
椅子には浅くこしかけましょう。そして重心を少し前にかたむけます。ピアノは腕の重さや上半身の重さを鍵盤に伝えるように弾くからです。深く腰掛けると重心が後ろにかたむいてしまいます。また、足はつくようにします。小さいお子さんには、ちょうどよい段ボールなどや事典などの厚い本などを重ねて置いてあげて足をぶらぶらさせないことです。そして、腰でしっかり上半身を支え背中をまっすぐにします。

レッスン中に注意して直してあげるのですが、その場ではすぐに良いフォームになりますがしばらくすると元に戻って背中を丸くしてあごを出して弾く生徒さんがいらっしゃいます。良いフォームをなかなか維持することができないようです。

良いフォームを保てるようになると集中力も上がります。ピアノも上達していきます。ピアノを弾く時だけ注意するのでなく、毎日の生活の中で良い姿勢に気を配っていくときっと良いフォームを保つことができると思います。そして毎日の生活の中でもっと”歩く”🚶と腰を支える腹筋、背筋を鍛えられるようになりますよ