導入期のレッスンの教材について

星野ピアノ教室講師 星野真由美

生徒さんのレッスンのことです

今まで使っていた教材から、私なりに考えて、今日思い切って変更しました。かなり自分なりに悩んでお友達のピアノの先生に相談したり、また丁度セミナーでも導入期のレッスンについてのお話を聞くことで決心できました。お母様には、理由を説明して納得していただき、お家での反復の必要性もお話させていただきました。熱心にレッスンを聴いていただきました。

教材については、調べて長い目で見て良い結果が得られることや、まず落ちこぼれる生徒は出ない、というデーターなどあらゆる理由から良いと判断しました。また、指導法も以前学んだことがありましたが、より進化しつづけている指導法であるが故、私自身も貪欲にまだ学び続ける必要があり新しいこと(いかにわかりやすく、噛み砕いて説明していくかということ)を取り入れようと気持ち新たにしました。常に指導者は勉強し、いつでもこれで良いのかな?相手にわかりやすく伝わっているかな?理解できてるかな?レッスンは楽しく受けられたかな?と自分自身を冷静に振り返らないといけないです。

新しい教材は少し私自身緊張したレッスンでしたが、レッスンを終えて『今日のレッスンとっても楽しかったです』と生徒さんに帰り際に言われた時は、とても嬉しかったです。そして、教材に対しても生徒さんが抵抗なく入っていけたのでホットしました
まだまだ新しい教材でスタートしたばかりですが、脱力の練習やしっかりした指つくりや毎日弾いてくれるよう導いて、楽しみながら基礎力のつくレッスンをすること。そして、いろいろな曲を早く弾けるように育てていきたいと思います。

2週間で最後まで両手で譜読みしてしまった小学生に驚かされました

星野ピアノ教室講師 星野真由美

今日のレッスンの生徒さんについて、ちょこっと書きたいと思います。

小学校中学年の女の子です。ピアノを弾く前に5分だけウォーミンぐアップの時間をとりました。最初に指番号札で指を動かすトレーニングをしました。正しい指の形で、机の上をコツコツと音を立てて動かします。1番から5番までのカードを入れ替えて1分間に何回できるのか数えました。1分間ですが、随分と集中してたくさん動かすことができました。ただ、ちょっと爪がぶつかってしまっていたので、残念「次回は切ってきてくださいね。」とお話しました。

次にピアノの椅子に座ってから音符カードを読んでいきます。これも取り組み始めてから3週目なので、今日は時間を決めて何枚読めるか挑戦しました。ピアノを弾いているときに見る楽譜の音符を読む感覚とは違うようで、やはりカードだけで、反応して即座に読んで弾くという作業は難しいようです。特に加線の音符は難しいかな
でも、これができるようになると譜読みの自信はかなりつくと思います。そして、初見でも弾くことが簡単になるのです。

両方で5分というレッスンの計算が、記録したり、どういう効果があるかの説明をして10分になってしまいました
そして、ピアノのレッスンでは、教本の宿題も先週注意した部分を全てクリアして、すらすら弾けていて合格クリスマスの曲も2週間しか練習していないので、頑張って最後まで両手で弾いてきた熱心さに感激して夢中になって、レッスンをしていたら時間が延びてしまいましたそして、弾けるようになるポイント説明片手の正しい指使いでのたくさんの練習時間の確保をお話しました。
生徒さんは、いつもと違って熱心に耳を傾けてくれて、言われた通りの指使いできちんと弾けることを実感すると私が注意しなくても自分から楽譜をよく見て直していました。終わった後も疲れを見せず、ニコニコしていました。ん?充実感なのかな?

寒い中、お外でお迎えに来られていて、待たれていたお母様には本当に申し訳なく、ひたすら謝りました。『どうぞ次回からは、ピンポンして中に入ってお待ちくださいね。』とお話しました。夕飯のお仕度も遅くなってしまうだろうとか色々考え、やはり時間は厳守なのだと私、反省させられました次回から気をつけます!

でも、何よりも生徒さんが自分の好きな曲を弾くせいか、今までよりもピアノに興味を持ってくれるようになりとても嬉しく感じましたこれからもたくさん練習してくれるよう導いて生徒さんが上達していってくれることを願っています

導入期におけるレッスンの内容を家庭で反復する重要性

星野ピアノ教室講師 星野真由美

先週金曜日にピティナ主催による導入期による楽しいリトミックのセミナーを受講してきました。そして、昨日もリトミックに関するピアノ講師が学ぶセミナーで、午前に勉強してきました。
講座では、リトミックがのちに子供が成長していくうえで大きな刺激になり、リズム感、即興演奏、曲の感情豊かな表現につながっていくために大切だということでした。一昔前までは、あまり普及されていなかったせいか、ピアノの指導上では取り上げられていなかったように思います。ピアノ指導法の中にも取り入れていく必要性を強く感じました。
私たち子供を教える指導者は、常にアンテナをはり巡らして時代とともにより良いものを取り入れて常に自分自身勉強して生徒に提供していく義務があると改めて感じ身がひきしまる思いでした。また、改めて導入期のレッスンにおいて考えさせられました。

導入期の子供は、リズムや音名について学びます。大切なのは、弾けることではないということ理解することの大切さ学ぶということです。そしてレッスンで楽しく学んだら、必ずお母さんコーチと反復してくることが大切だということをお母様方に理解してもらうことが重要です。そうはいっても、共働きの家庭が多いご時世です。

ピアノのレッスンの目的は、楽しく子供がピアノを弾けるようになること。ただレッスンの時間だけでは、ああ楽しかった!で終わってしまいます。

毎日10分の時間を親子の学びの時間にすることによって、1年後2年後の子供はどうなるでしょうか?子供の力がまるで変わってくるとしたら?朝起きてからの10分,夜ご飯の前の10分、食べてからの10分いつでもよいのです。1週間続いたらご褒美で、美味しいスイーツでも食べましょう!とお子さんと楽しみながら約束したりするのもよいかもしれませんね。

特に最初の1年間は、良い生活習慣を身につけるチャンスの時です。小学校に入ってからでは、難しいことが多いです。生活習慣は年齢が低いほど短い時間で組み込むことができます。お母様の言葉がけで、子供は変わっていきます。なぜなら、お母さん大好きで、小さいうちはまだお母さんの言うことをよく聞いてくれるからです