指づくり

星野ピアノ教室講師 星野真由美

ちょっと前のブログで、姿勢について書きましたが、今回は手の形についてです。

導入期(ピアノ習い始め)の指導では、手の形についてレッスンの中では注意していきます。小さい生徒さんは、まだ指の力がないので指づくりを丹念にしていきます。
レッスン中だけでは、足りないので、お家でもしっかりとお手玉や玉ひも、洗濯ばさみと色々なグッズを使ってひたすら楽しく練習です♪
もちろん、折り紙をしたり、おはじきや積み木などループなどの指先を使う遊びは指の運動機能促進でピアノへとつながりますし、脳にも良いですね。

弾きたい!という気持ちがあっても、指が思うように動かないのでは、もったいないです。レッスンでは、指体操の記録をとっていますが、毎日体操をしている子とそうでない子とでは、明らかに指の動きが違います。
『修行は分量』・・・☜バスティン指導者の藤原亜津子先生のお言葉

なので、ピアノが弾けるようになった初級者の生徒さんは、ピアノを弾く時間を毎日一定時間とれるようにすることが、さらに上達する近道です。

とはいえ、ピアノの弾く時間を確保するのは、難しいですね。私も実感しております。自分の気持ちを奮い立たせながら頑張るしかないです。
指導者も日々勉強です。

今日は、久し振りに太陽の陽射しが出て気持ちが、良いです。皆様も充実した一日をお過ごしください!

 

バッハ・インベンションの講座へ

星野ピアノ教室講師 星野真由美

今日も朝から一日中雨で、肌寒かったです。

最後の高校生の生徒さんのレッスンでは、電気ストーブを慌てて出しました。
『あったかくてちょうど良いです~』
と言われホッとしました。

昨日から石嶺先生のバッハの講座が始まり、表参道に行ってきました。
ブルクミュラーの講座でも沢山の学びがあったように、今回も初回からとても興味のわく内容であっという間に楽しく時間が過ぎていきました。

私がバッハのインベンションを弾いたのは、小学校5年生でした。最初はメヌエットやガボットなどバッハの小品集で弾きやすかったのですが、インベンションの曲は当時の私にとっては、二つの声部をうまく引き分けたりなど、他の曲と違い、とても面倒でした。

楽しむというより、うまくミスタッチなく止まらないで弾ければ良いという先生の指導の下で必死になって弾いていた記憶があります。

そして、家での練習はいつも最後になってしまい、どちらかというとあまり好きではない教本でした。

音大に進み再び授業で、バロック音楽でいかに大切かということを学びさらに深い曲の分析を進める勉強をしたのを思い出しました。そして、平均律へと教本を弾き深めていったのが懐かしかったです。

でも、今日の講座を受けて石嶺先生からバッハの生い立ちから話を聞き、この時代大切だった音楽の手法、なぜバッハの音楽を勉強しなければいけないのか、バッハがこの曲集で伝えようとしたこと、曲への取り組み方を知りました。次回からは、順番に曲のアナリーゼに入っていきます。
今からとても楽しみです!

石嶺先生の生徒さんは、皆さんバッハが大好きだそうです。
何よりも教えている先生が楽しくバッハを弾き生徒さんに教えることができるからなのだと思いました。
私も講座を受けてから、今までのバッハの曲に対する気持ちが変わりました。こんな素敵な先生に早くから教わることができたら…今の自分は違っていたかもしれない…

これからバッハの教本を使う生徒さんたちの為にも数か月勉強を積んで、自分の中に落とし込んでいけるようになりたいです。
バッハ好きな生徒さんを育てていけることが目標です!
久しぶりにバッハの曲が弾きたくなりました。

そして、石嶺先生を囲みご一緒してくださったピアノの先生方とのお茶会も楽しかったです。このような講座を受けることが出来たことに感謝した一日でした。
ありがとうございました!

秋分の日に

星野ピアノ教室講師 星野真由美

今日は秋分の日で、秋のお彼岸中日です。
暑さ寒さも彼岸までという諺があるように、今朝は肌寒いくらいの空気でした。秋ですね。季節を感じられるって幸せなことです。

私の家では必ず中日には、母がおはぎを作ります。前の晩から、小豆をぐつぐつと何時間もかけて煮込んで柔らかくしながら、丁寧に作ります。翌朝に炊き立てのもち米を前の晩に作った小豆で周りを包んでいきます。

以前に圧力鍋で作ったのですが、手間暇かけて煮込んだこちらのおはぎの方が美味しくて家族には好評なので、作っています。何十年も欠かさず作っているのは、本当にすごいなぁ~といつも思いながらいただいています。
目分量で味を見ながら作っていて昨日もパソコン作業をしている私のところに来て『味大丈夫かしら〰味見してくれる?』と柔らかくなっている小豆をお皿に入れて持ってきてくれました。『う~~~ん、美味しい!!』とだけしかいつも言ってなく、頼りない味見の役ですが、毎年そうです。本当に美味しいです♡いつもよりちょっと豪華なお花をお仏壇に飾りお供えをしてお線香をあげご先祖様に日々の日常の感謝をしました。来客が来るので今日はレッスンをお休みにしました。秋晴れで良かったです。

最近、レッスンのテキストの中で、楽典を学ぶことが増えてきています。小さい生徒さんでは、音の名前や音符の種類の名前、音符の伸ばす長さ、簡単な速度表示記号など、楽譜を読んで弾いていくには知らないといけない知識でもありますね。

ピアノを弾くこと以外にも知識の定着でワークブックも使用しています。レッスンの中でも、『これは、なんていうのかな??』と記号が出てくるたびに聞くようにしています。言葉にして発することによって、体に入っていくからです!忘れてしまったら、その都度覚えれば良いのです。繰り返しですね。

また、音楽の形式もソルフェージュで学んでいるので、すぐに2部形式3部形式と理解してくれます。『ここと、ここがおなじだよね~~』と言いながら楽しく楽譜を分析してます。

ちょっと頭の体操になりますが、ピアノは弾くことも大切ですが、楽譜を正確に読んで分析していく力も必要です。今は短い曲ですが、だんだん長い曲になった時に今勉強していることが生きてきます。名曲を聴いたときも形式を理解していると楽しく聴けます!
そして将来、憧れの曲が弾けるように毎日のコツコツしたピアノ練習の積み重ねやドリルの学習や指体操、、続けていきましょうね。

皆さんが憧れているショパンの曲です。

ピアニスト仲道郁代さんの演奏で『英雄ポロネーズ』です♡聴いてみてくださいね。今日も素敵な一日になりますように。